歯周外科治療とは?

歯周外科治療とは?

歯周病重度の患者さまなど、歯ぐきの基本治療での歯石の除去が難しい場合、歯科医師による外科的な歯周病治療を行っていきます。

歯周外科治療には歯ぐきを切り開いて歯石や歯周病菌に感染した組織を除去するフラップ手術や、歯石などを除去した後、歯周病によって溶けてしまった骨と歯周組織の形態をできるかぎり元の状態に回復させる歯周組織再生療法(GTR法)などがあります。

当院では設備の整ったオペ室で手術を行いますので、歯周外科治療も安全に行うことができます。

歯周外科治療種類

フラップ手術(歯肉剥離掻爬術) 歯周外科
フラップ手術(歯肉剥離掻爬術) 歯周外科

フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)

基本治療では、歯周ポケットの中にスケーラーを差し込み、歯垢や歯石を手探りでかき取りますが、歯周ポケットが深い場合、スケーラーが直接届かないため、すべてを取り除くことが困難になります。
フラップ手術では、まず歯肉を切開して部分的に開き、歯の根本や歯を支える歯槽骨が見えるようにします。
その状態で、スケーラーを使って奥深くにある歯石や歯周病菌に感染した組織を徹底的に取り除き、最後に歯肉を元通りに縫合します。
フラップ手術では、歯の根本をきれいな状態にすることができるため、歯ぐきが健康な状態に戻っていくのです。

歯周組織再生療法(GTR法)の方法

  • ステップ1 歯肉縁下の歯石

    歯肉縁下の歯石

  • ステップ2 歯肉切開

    歯肉切開

  • ステップ3 歯石を除去

    歯石を除去

  • ステップ4 歯肉の縫合

    切開した歯肉を戻して縫合

歯周組織再生療法(GTR法)歯周外科
歯周組織再生療法(GTR法)歯周外科

歯周組織再生療法(GTR法)

GTR法とは、歯周病によって溶けてしまった骨と歯の周りに必要な組織を再生させて、できるかぎり元の状態に戻すための治療法です。
歯周病の基本治療で歯周ポケットをきれいにしてもそのままの状態で骨が回復するわけではありません。
なぜなら、骨よりも歯肉の方が回復するスピードが速いので骨が回復するためのスペースが、先に歯肉でふさがれてしまうからです。 そのため、骨のスペースに歯肉が入ってこないように人工の膜で覆い、骨が再生するスペースを確保します。
そこに人工骨やCGFという骨を作る養分を入れて骨の再生を促します。
一度溶けてしまった骨や歯周組織を100%戻すことはできませんが、条件さえ合えば、ある程度は再生することが可能です。

歯周組織再生療法(GTR法)の方法

  • ステップ1 歯肉縁下の歯石

    歯肉縁下の歯石

  • ステップ2 歯肉切開

    歯肉切開、歯石を除去

  • ステップ3 歯石を除去

    失った骨の再生
    スペースをCGFで埋めて膜で再生スペース確保

  • ステップ4 再生を待つ

    欠損部を膜で覆い、上皮の侵入を防ぎつつ歯周組織の再生を待つ

  • ステップ5 再生を獲得

    繊維性の付着をともなう歯周病組織の再生を獲得

  • ステップ6 歯肉の縫合

    切開した歯肉を戻して縫合

CGFとは

血液を特殊な円心分離器にかけてできるゲル状の養分です。 この養分を注入することで歯周組織が再生しやすくなります。
また、患者さまご自身の血液を使って抽出しますので、感染などの心配もありません。